& ZAMZA

写真を見て思いついたアドリブ掌編小説集

はじまりの朝

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別にここから何かが始まる訳ではない。ただ太陽はどんどんその位置を低くしていって薄明かりを滲ませながら消える、しかしほんの少し待てば太陽は、太陽というものは、またなに食わぬ顔で昇ってくるもので、恐らく、最低でも今屋上からこの夕日を目にしている男が死ぬまでは、その運動は繰り返されるのであろう。